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取り組み事例

脱炭素社会の実現

料金所への太陽光パネル設置

太陽光発電設備を料金所やSA・PA、高速道路の遮音壁等に設置し、その電力を道路設備やSA・PAの運営に活用しています。

料金所の屋根に設置した太陽光パネル

照明のLED化

当社グループが使用する電気の3割以上は、高速道路のトンネルに設置された照明によるものです。これらをすべてLED化すると、トンネルでの電気使用量の約3割の削減が見込まれます。このため、当社ではトンネル照明のLED化を推進しています。

トンネルLED灯

電気自動車(EV)急速充電設備の整備

電気自動車(EV)をご利用のお客さまの更なる利便性向上を目的として、急速充電設備の整備を進めています。引き続き、カーボンニュートラルの実現に向けて、クリーンエネルギー車の普及に対応したインフラ環境の整備に取り組んでいきます。

急速充電設備

エコエリア山田 —低炭素・循環型社会の実現—

大分道 山田SA(下)は「エコエリア山田」として、環境技術の開発と導入及び先端の技術・システム活用に取り組み、低炭素社会及び循環型社会を実現し、地域を含めた環境に資する高速道路の休憩施設として、2012年にオープンしました。

放射熱空調等の技術による省エネルギー化や、太陽光発電による休憩施設使用量相当の発電等によって、使用電力量「0kWh」を達成しています。

エコエリア山田

循環型社会の形成

建設廃棄物や建設発生土の再利用・再資源化

事業活動に伴って排出される建設廃棄物・建設発生土などの現場内での再利用を推進し、現場で再利用しきれないものについても、再資源化工場や他の工事現場への持ち込みを進めるなど、最終処分(埋め立て)をできるだけ少なくしています。

また、アスファルト・コンクリート塊などの建設廃棄物についてはコンクリートや舗装の骨材や基礎砕石として、建設発生土は道路の盛土 材などとして、再利用しています。今後とも建設副産物 の3R の推進に取り組んでいきます。

建設発生土の受け入れ

自然と共生する社会の推進

エコロードの推進

当社が推進している『エコロード』とは、「自然環境に配慮した道づくり」のことであり、日本道路公団設立当初より、のり面の緑化や既存林の保全など、自然環境の保全に向けた取組みを行っています。

『エコロード』の取組みの一つとして、自然環境が豊かな地域で道路を建設する場合は、その地域に自生する樹木の種子を採取して育てた「地域性苗木」を高速道路ののり面に植樹しています。地域性苗木は、地域の遺伝子を持つことから、「遺伝子の保全・種の保全・生態系の保全」という生物多様性の保全に寄与できると考えています。

びおっと・府中湖 —生息・生育空間の創出—

道路のり面やSA・PA、ICなどの空間を緑地等として整備することで、多くの動植物の生息・生育空間として活用できることから、周辺地域の自然環境や土地利用に応じた目標を設定し、ビオトープを整備しています。

高松道 府中湖PA(びおっと・府中湖)では、土捨場跡地を活用して、野生生物の生息環境を創出するとともに、高速道路を利用するお客さまに生き物を観察していただけるよう、ビオトープを設置しています。

びおっと・府中湖

高機能舗装や遮音壁による騒音対策

当社グループでは、騒音の緩和を道路事業者の重要な責任のひとつと捉え、沿道地域の土地の利用状況などを踏まえながら、高機能舗装の敷設や、遮音壁の増設・かさ上げ等の改良に努めています。今後も、必要に応じて沿道環境の保全に努めていきます。

【密粒舗装】

タイヤ溝と舗装面の間に挟まれた空気の逃げ道がなく、音が発生

【高機能舗装】

空気が舗装内に逃げ、音が生じにくいという特徴がある