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関西支社

第七回 新名神高速道路大阪府域 地下水流動対策検討委員会議事録

1.日時

平成27年3月3日(火曜) 15時~17時

2.場所

メルパルク新大阪 3階 ボヌール

3.出席者

委員長
西垣 誠(岡山大学大学院 環境生命科学研究科 教授)
委員
中屋 眞司(信州大学 工学部土木工学科 教授)
委員
小山 倫史(関西大学 社会安全学部 准教授)
委員
大島 洋志(日本応用地質学会 名誉会員)
委員
八木 弘(高速道路総合技術研究所 トンネル研究担当部長)
関係行政
松江 琢也(大阪府 都市整備部 交通道路室 道路整備課 参事)
関係行政
北口 悦男(高槻市 都市創造部 参事)
関係行政
谷本 将一(茨木市 都市整備部 北部整備推進課 ダム・新名神グループ 主査)
関係行政
鴻野 芳樹(豊能町 建設環境部 課長)
関係行政
広瀬 幸平(箕面市 みどりまちづくり部 部長)
関係行政
清水 敏(池田市 都市建設部 部長)
NEXCO
里深 一浩(NEXCO西日本関西支社 建設事業部 部長)
NEXCO
大久保 良和(NEXCO西日本関西支社 建設事業部 建設第一課 課長)
NEXCO
浦 啓之(NEXCO西日本関西支社 建設事業部 技術計画課 課長)
NEXCO
兼澤 秀和(NEXCO西日本関西支社 新名神大阪西事務所 所長)
NEXCO
小栁 公治(NEXCO西日本関西支社 新名神大阪西事務所 高槻中工事区 工事長)
NEXCO
香川 仁志(NEXCO西日本関西支社 新名神大阪西事務所 高槻西工事区 工事長)
NEXCO
宮内 智昭(NEXCO西日本関西支社 新名神大阪西事務所 茨木東工事区 工事長)
NEXCO
岡 浩一(NEXCO西日本関西支社 新名神大阪西事務所 茨木西工事区 工事長)

(兼事務局)

NEXCO
宇根 孝司(NEXCO西日本関西支社 新名神大阪西事務所 副所長)
NEXCO
三井 邦弘(NEXCO西日本関西支社 新名神大阪西事務所 工務課 課長)
NEXCO
三好 忠和(NEXCO西日本 エンジニアリング関西 道路技術部 係長)

4.議事次第

(1)
開会
(2)
出席者紹介
(3)
NEXCO西日本挨拶
(4)
委員長挨拶
(5)
議事

1)新名神高速道路の事業進捗状況について
2)各トンネルの進捗状況について
3)勝尾寺川周辺を対象とした非排水構造の施工について(箕面トンネル)
4)モニタリングデータの公開について

(6)
閉会

5.議事

1)
新名神高速道路の事業進捗状況について

NEXCO西日本から 【資料2-1】(1,220KB) PDFファイルを開きます に基づき説明・報告を行った。

2)
各トンネルの進捗状況について

NEXCO西日本から 【資料2-2】(9,314KB) PDFファイルを開きます に基づき説明・報告を行った。

3)
勝尾寺川周辺を対象とした非排水構造の施工について

NEXCO西日本から 【資料2-3】(2,803KB) PDFファイルを開きます に基づき説明・報告を行った。

4)
モニタリングデータの公開について

NEXCO西日本から 【資料2-4】(2,923KB) PDFファイルを開きます に基づき説明・報告を行った。

6.主な討議内容

行政A:

箕面トンネル東工事(p2-10)の現在の湧水量について、上り線では591L/min、下り線では466L/minとあるが、当初と比べて、想定内なのか。また、箕面トンネル西工事の湧水量も併せて教えてほしい。

NEXCO:

箕面トンネル東工事については、超長尺先進ボーリングの湧水量を含めないとその値となり、概ね予測したとおりである。箕面トンネル西工事については、上下線合わせて最大で毎分3.4tという予測より少し多めの湧水量が出ている。

委員A:

箕面トンネル西工事は、近くにある箕面グリーンロードのトンネルにより、地下水はあまり多くないという予測をしていたが、実際は、地下水が多く残っているようだ。
以前の箕面グリーンロードのトンネルでは、箕面川の水が減った等いろいろな事があった。今回の箕面トンネルでは、前方探査をきっちり行い、状況に応じてグラウトで止水等の対策を考えている。

委員B:

超長尺先進ボーリングが断層破砕帯に達したときに観測井の地下水位が急激に下がったので位置は確認できたが、断層の方向については、確認できていない。
非排水構造(WT:ウォータータイト)区間の終点位置について、超長尺先進ボーリングの施工箇所は、上り線の直近なので、概ねこの終点位置になるが、下り線は結構離れているので断層の方向により終点位置が変わる。上下線共に、約100m前方から長尺先進ボーリングで透水係数を確認し、最終的には、切羽の状況により、終点位置を決定する。

行政A:

「勝尾寺川への返水量を公表してほしい」という声を聞く。公表が可能かどうか、一度ご検討いただきたい。

NEXCO:

一度持ち帰り、公表する方向で進めたい。

委員A:

各トンネルの説明に関して、箕面トンネルでの湧水量が予測値と比較してどうかという質問があった。これについて、東側は予測値と同程度であるが、西側は、予測に対して、少し量が多いという返事だった。
箕面トンネルの非排水構造(WT)区間の終点位置の決定方法について、了解を得た。
モニタリングデータについて、資料4のグラフを公開させていただき、追加として勝尾寺川への返水量も整理して、公開させていただく。